今日の特撮 仮面ライダーアマゾンズ最後ノ審判

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「生き残るのはどっちかひとりだ!選べ!」


初日に見てきました。
やられた。本当にやられた。上映終了後しばらくは放心して何も考えることができなくなった。

日を置いてようやく落ち着いたので、心の整理も兼ねて書いていきたい。


本作はシーズン2終了後の時系列で、最後に残った2匹のアマゾン、つまり鷹山仁と水澤悠を狩るべく追跡している状態。
本編は4Cに追い詰められた悠が美月とともに怪しい養護施設の住人に助けられるところから始まります。
この養護施設の正体は食用目的でアマゾンを畜産するアマゾン牧場なわけでして、まずはそこからスポットを当てていきましょう。



アマゾンを畜産するメリットを考えてみる。
・成長が早い
・草食だから餌を自分で用意できる
・仁さんから簡単に生成できるので交配を考えなくてよい

アマゾンは千翼を見ればわかる通り、驚異的な速度で成長します。千翼のような成熟した少年になるまで5年もかかっていません。
この速度はおそらくアマゾン細胞が人間体からアマゾン体へと変身させる作用と同質のもので、体の構造へ干渉する力が非常に強いからだと思われます。
千翼は良質な環境で育ったとは言い難いので、環境を整え、アマゾン細胞の作用を体の成長に最適化させていけばその成長速度は更に上げることができるでしょう。主な家畜の出荷日数は牛なら3年、豚なら9か月、鶏なら2か月程度。可食部的に人間は豚の少し下程度だと思われるので、1年かからずにある程度まで成長できれば十分畜産するに値するでしょう。S2から劇場版までの経過年数を考えてもその点はクリアできていそう。

また畜産にあたって一切手間がかからないのがアマゾンを畜産する最大のメリットであることは間違いありません。
産ませるのも簡単。草食だから餌も自分で用意できる。身の回りの雑多な世話も自分でできる。生産者は本当に何もしなくていい。園長の御堂もアマゾン達の思想統一をしている程度で、あれやこれやと手をやいている様子はありません。僕もアマゾン牧場で働きたいくらいです。
飼育コストがほぼゼロに等しいのは革命的です。彼らは自身が食料になることに喜びを抱くよう教育されているため、この先この教育という名の洗脳が本能にまで刻み込めれば、誕生から出荷まで全て家畜たちだけで行うことができるかもしれません。そうなれば畜産施設としてこれほど完成されている場所はないでしょう。家畜自らの手でオートメーション化されており、しかもコストはゼロ。国家の一大プロジェクトとして進めるに十分なシステムですよね。



しかして、当然デメリットもある。
・本能的に食べられることを拒否する可能性がある
・屠殺、解体、加工、食事と携わる人々への倫理問題がある
・人間がアマゾン細胞を摂取することによる影響が未知数

暴走する可能性はあります。というか、作中で実際に暴走しましたし。
ムクが暴走した原因は、調理される直前に男性二人の客が「あの男の子はまずかった」と言ったためですね。この発言により今までの「おいしく食べられることが喜び」という概念が崩されてしまったのです。まずいと言われ、肉も大半が残飯となってしまった。おいしいと感謝され人間の血と肉となる、これが成されないなら何故殺されなければならないのか。理性が矛盾を指摘し、生きたいという本能が呼び覚まされた。
これは知能がある限り排除できない問題であると思われます。生き物なのですから、どうあがいても生きたいと願うに決まっています。知能があるからこそその本能を洗脳で上書きし制御できるわけですが、同時に知能があるからこそそこに疑問を持ってしまう。

外部からの情報をシャットアウトし、消費者の声を届かせないようにすればどうか。これもまた逆効果です。声が届かなければ喜ばれているのかどうか分からず、また疑問を持ってしまう。
知能を奪えばどうか。これも当然逆効果です。前述のように理性で本能を抑えているから自身の家畜化を肯定できているのであって、本能だけになれば即アマゾン体となって人を食らうことでしょう。畜産のオートメーション化もできませんしね。

倫理問題。
僕個人の考えとしては、消費者よりも屠殺に関わる人の方が問題があるんじゃないかなと。
シンプルに人を殺すわけですから。中身はアマゾンでも、外は人間です。それをどれだけの人間が心を痛めずに行えるでしょうか。できたとして、その人の精神は果たして健全でしょうか。人間の外見をしたアマゾンを作業的に殺せるのならば、人間相手にも同じことができてしまうのではないでしょうか。それは精神的アマゾンを生み出すことに他なりません。
機械化すれば直接手をかけることはなくなるので一見問題はクリアできるように思えますが、そこで人間の形をしたものが殺されて食肉に加工されているという事実は変わらないのです。
これを解決するには、家畜たちに最初からアマゾン体の姿でいてもらうしかありません。姿も中身も違えば倫理的には問題ないでしょう。ある程度人間に近い猿だって食べている民族は実在するのですから、知能が高いかどうかはさして問題ではありません。ただまあ、劇中の描写から見るにアマゾン体で死亡すると体が溶解してしまうので、最終的には人間の姿に戻ってもらう必要があります。結局問題は解決できませんね。

それから人体へのアマゾン細胞がもたらす影響。
これは本当に未知数です。単純にサンプル数が少なく、時間の蓄積も足らない。
劇中で仁さんはネオアルファに変身した御堂に対して「お前、アマゾンの臭いがするな」と言うんですよ。これは御堂が変身したことを言っているのではなく、彼が家畜を食べていたことを指摘しているのです。まさか直前にアマゾンを食べているわけでもないでしょうから、すでに消化や排泄が終わっている段階でもアマゾンを感じ取ることができる状態なわけです。このことから、アマゾンを食べることで何らかの影響が出ている事がうかがえます。
溶原性細胞とはトラロックで変異した仁さんのアマゾン細胞と七羽さんの遺伝子が組み合わさって誕生した感性力を持つアマゾン細胞です。このため変異アマゾン細胞を持つ仁さんから家畜アマゾンを作っても、おそらくその個体は溶原性細胞を持つことはありません。しかしこれを人間が口にしたらどうなるか。変異アマゾン細胞と人間の遺伝子が合わさりまた同じことが起きてしまうのではないか。そう考えるのが妥当でしょう。作中でもレア(生焼け)で調理したアマゾンステーキをお出ししていましたし、アマゾン細胞が生きたまま人体に入り込むのは容易のはず。
もし家畜アマゾンが仁さんの変異アマゾン細胞を受け継いでいないとしても、御堂は草食化させるにあたってアマゾン細胞に手を加えたことを明言しています。これにより、また別の形でアマゾン細胞が変異する可能性が出てきます。それがさらに人間の遺伝子と突然変異を起こしたら・・・新たなるバイオハザードの可能性は十二分に考えられます。



アマゾンは食えたもんじゃねえな!
これが結論ですかね。どんなに恩恵があろうとそれはアマゾン細胞がもたらすものなので、それを食べるなんてとんでもない。アマゾンがアマゾンである限り人間の食べ物にはなりません。アマゾンを食物連鎖の下層に置くことはできないのです。これが逃れることのできない現実です。アマゾンが食物連鎖のピラミッドに組み込まれた時、人間は必ずアマゾンの下層となるのです。食うか食われるかの定ならば、アマゾンは必ず食う側、人間は食われる側。
このことを今回のアマゾン牧場は訴えてきましたね。



アマゾン牧場の問題提起はもうひとつありました。
劇中で牧場の矛盾に気づき逃げ出した家畜が駆除隊のメンバーを捕らえて食べようとするシーンがあります、そこで駆除隊の1人、三崎はこう言います「アマゾンが食べちゃダメで人間が食べていいなんて、人間が勝手に決めたことだもんな」そう言い、自分を食えと言うのです。以前仲間だったマモルに腕を食われ、それでも許した彼だからこそ言えたセリフです。
三崎にはもちろんそんな気はないでしょうけど、こう取ることもできます。“アマゾンは人間を食べてよい。それならば人間だってアマゾンを食べてよい”
食うか食われるかの関係。家畜化でアマゾンを食べることを提案することで、人間とアマゾンの関係はこうなります。前述のような問題点はとりあえず置いておいて、人間もアマゾンを食べることはできるわけですよね。
では食物連鎖のピラミッドの同じ階層に人間とアマゾンがいたらどうなるか考えてみましょう。

向かう先は破滅です。アマゾンと人間が食い合うことで数が減っていき・・・などという単純な問題ではありません。
人間がアマゾンを食べるようになればどうなるか。アマゾンを食べることが一般化すれば、人の姿をしたものを食べることに躊躇がなくなっていきます。それが食人衝動にかわるのも時間の問題でしょう。人の形をしたアマゾンがあれだけおいしいのだから、人そのものはもっとおいしいかも・・・そんな風に思ってしまっても仕方がない。食べたいからという理由だけで共食いを始めてしまえば種族として終わりです。食物連鎖のサイクルが自分の種族だけで完結し、そのウロボロスはやがて自分自身を食らい尽くすことでしょう。

そうして先に人間だけが絶滅したとします。人を食べていたアマゾンは他の物を食べられなくなるので連鎖的に死滅するでしょう。
人を食べていないアマゾンは生き延びることができるかもしれせん。しかしそれも長くは続かないでしょう。なぜなら草食化してさえもアマゾンの根底には食人衝動があるからです。そして思い出してほしい。S1で仁さんがそうしていたようにアマゾンはアマゾンを食うことができます。問題なくたんぱく質を摂取することができるのです。劇中で家畜の血液を与えられて仁さんの視力が戻ったように、悠がムクを食べてアマゾン細胞を活性化させたように。
人間がいなくなった後の食人衝動がどうなるかなんてのは想像に易いことです。人間の姿をしたたんぱく質、アマゾン自身を食べればいいのです。
そうしてアマゾンも人間と同じように共食いを始めて、どちらも生き残ることはない。

食うか食われるのか関係性、これは互いの種族を滅ぼす禁断の関係なわけですね。
アマゾンが人を食らう限り、人はそれに立ち向かうでしょう。アマゾンという新たな種族が食物連鎖の輪に組み込まれるためには果たしてどうすればいいのでしょうか。
鷹山仁はS1から徹底した答えを持っています。
アマゾンを一匹残らず殺す。



彼は人間を守るため、人間を脅かすアマゾンを全て殺すと宣言し、実行し続けました。
元々アマゾン細胞は彼が生み出したものであり、それが世に解き放たれた責任を親として取るための行動でした。そう、これは強い強い責任感と、愛によるものです。彼はアマゾン達を愛していると何度か口にします。愛しているからこそ、親としてその命を放棄せず、殺すところまで責任をとっていたのです。
それは自身の息子であっても、最愛の人であっても変わることはありませんでした。
S2の印象的なセリフ、「親が子供を殺すのかよ」に対しての「親だからなあ、殺すんだよ」があります。なぜ彼がアマゾンを殺し続けたのかがこのセリフに凝縮されています。生があり、死があるのが命です。そしてその生には必ずそれを望んだ親がいるのです。親は仁さんで、子はアマゾンですね。親は自分の命が尽きるその日まで子への責任があって然るべきです。なぜならば自分の命を分け与え、次の世代へ託したものだから。いわば子は新たなる自分自身なのです。ゆえ、子の命に対して責任を負わねばならない。
では責任とは何か。間違いを犯したときに共に償うことです。アマゾンの間違い、それは人間社会において人間を食べてしまうこと。アマゾンがアマゾンである限り、その存在は罪であり続けます。生から死までが命であり罪であるならば、それを償うためにはアマゾンの生を死で終わらせる必要があります。贖罪は死によってのみ成されるのです。

これがひとつの答え。
もうひとつの答えは、水澤悠が示しました。



悠はS1終了時点で「自分が守りたいものだけを守る」という信条を固めました。アマゾンでも人を食べていなければ守るし、まだ人を食べていないアマゾンを駆除しようとするならそれに立ち向かう。非常に利己的ですが、人でありアマゾンでもある彼ならではの考えでもあります。
この信条はS2、劇場版と崩れることはありませんでした。結果としては、彼の守りたかった無害なアマゾン達は全員殺されてしまいましたが。
それでも彼は、彼だけは“生き続け”ました。彼はひとつの可能性なのです。人を襲うことなく、人と共生できるアマゾン。その唯一のサンプルなのです。
悠が人を食べたムクを何故殺さなかったのか。それは草食アマゾンも自分と同じようにアマゾンの未来を担う可能性の一つだと感じたからでしょう。かれらは変異しない限りは人肉を欲しませんし、通常のアマゾンのように積極的にたんぱく質を摂取しようともしません。これがより発展すれば人間社会でアマゾンが共生できる日が来るかもしれない。そう考えたから間違いを犯したムクを殺さなかった。もしかしたら一度人間を口にしても食人衝動を抑え込めるかも・・・そんな期待もあったのかもしれません。
悠が守りたかったものは可能性、未来なのです。




仁さんと悠、終焉と未来を謳う二人の信念は共生することはできません。だから二人はぶつかり続けましたし、最終章となる映画では絶対決着をつけなければならなかった。
このことを悠はずっと迷ってきました。もたらすのは死とはいえ、ひたむきにアマゾンの命と向き合い続けるこの人を殺すのは正しいのかどうか。
対して仁さんは悠と出会った日からずっと決着を心に決めていたのだと思います。だから彼はアマゾンズドライバーを2つ用意したのです。決着もまた彼が子に対して負った責任なのです。

その決着に至るまでに、二人には一線を越えます。インタビューでは必要なことだったと書かれています。まさしくそうでしょう。
仁さんは人を殺し、悠はアマゾンを食べた。二人ともこれまで絶対にしないと心に誓っていたことです。それを破ったのはそれでも成さなければならない本当の目的があったからです。仁さんはネオアルファ/御堂を殺してでも家畜アマゾン達を殺さなければならなかった。悠はムクを食べてでも仁さんを止めなければなかった。理性の殻で覆っていた本性を互いに晒し、そのうえでぶつかり合うのが必須でした。二人の食い違う命の在り方が真っ向からぶつからなければならなかった。

仁さんはアマゾンの天敵として立ち回り続けました。これはアマゾンが人間の天敵であったことと同義です。人間社会において人間の天敵として振舞うのは罪である、このことを彼は身をもってアマゾンたちに証明して見せていたのです。そう、これは親としての責任のひとつ、教育です。アマゾンだけでなく、悠もこの対象に含まれていたはずです。
悠はそんな仁さんの姿を見て件の信条にたどり着くことになるわけです。自分のために生きようと、そう願った。そうするだけの強さを手に入れた。悠はついに自立したのです。
これを仁さんはずっと待っていた。子供が自立し、親から解放されるのを待っていたのです。だから悠に殺された。親という枷を自ら解き放させることで、自分の足で立ち歩きだすその一歩を後押ししてみせた。



仁さんは最後まで親であることを諦めず、その責任を全うし続けました。その姿の終着点を目に焼きつけてほしい。そして仁さんに「おかえり」と、あなたも言ってあげてほしい。

テーマ : 特撮ヒーロー
ジャンル : テレビ・ラジオ

今日のプラモ PLAMAX島風を簡単フィニッシュで作る 完成

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完成しました。
全長30㎝くらい?大きいですがそれでもかなりの密度があって、駆逐艦でも結構な大きさがあるんだなあと無知を晒していく。艦これだと駆逐艦って小学生くらいのサイズだし・・・



製作工程は前回の通りで、色が足りていない箇所の部分塗装と大雑把な汚し程度の簡単フィニッシュで仕上げています。遠目からならまあそれなりに見えるかな。


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艦首。12.7cm連装砲D型。
え、駆逐艦の主砲って全部10㎝連装高角砲+高射装置じゃないんですか?(脳死秋月砲)島風くんにD砲乗せると火力上がるのってここからきてるんですね。



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艦橋。前マスト。電探。艦載艇。
ここの密度がああ^すごくいい。
複雑なパーツ密度なんだけど、うまいことブロックごとに組み立てて設置できるようになっていたのでマックスファクトリー製プラモも中々やりおるマンですよ。



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25mm連装機銃。五連装酸素魚雷。
島風が重雷装駆逐艦という特異なカテゴリたる所以。通常よりも多い装填数の魚雷発射管が3基搭載さえています。小型艦でも戦艦に対抗できる必殺兵器である魚雷をバラまけば最強じゃね?という頭の悪い装備です。旧日本海軍はこういう頭のネジが外れた兵器いっぱい開発してて知れば知るほど面白いんよね。



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艦尾。甲板上の細々とした艤装を取り付けるのが地獄だった。



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側面。
近くで見ると雑なのがばれてしまう。垂れた感じのウェザリング表現難しんよなあ。



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艦娘フィギュア。
お目々のデカールは、右目がもうちょっと外側だったかもしれない。
タイツの縞模様とか、おパンツとか衣服のあれこれとかも全部筆塗りです。この辺は結構うまくできたと思う。分かりづらいけど髪にグラデ入れて、頬にも紅を書いています。


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連装砲ちゃん。これは前回の記事で書いた通り。








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そんなわけでPLAMAX島風でした。
これしか艦艇プラモ組んだことないですけど、まあ間違いなく組みやすい部類だと思われます。ほぼ未塗装でこの完成度なので、艦プラ初心者には大変おすすめのキット。
PLAMAXからは大和と武蔵も発売されています。こちらは完全に艦娘フィギュアだけなので、船の方はちょっと・・・という方はそちらを手にとってもいいかもしれません。たぶんこのキットの島風くんと同スケール。

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今日のプラモ PLAMAX島風を簡単フィニッシュで作る その1

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やります。


買ったまま放置してた島風くん。作っていこうかなと。
お船のプラモは初めてなんですが、こいつはそんな初心者にお勧めのキットらしい。
たしかに艦船プラモって敷居高いイメージありますよね。え?ない?そう。僕はあります。とんでもねーマスキングとかエッチングパーツとかリード線とか。普段やってるロボ系のプラモとは完全に別ジャンルだと思うんですよね。

ランナーをざっと眺めてみて納得。たしかにブロックごとに組めるようにいたり、色分けがそこそこ成されていたりである程度はロボ系プラモの延長で作れそうです。




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まずはとりあえず連装砲ちゃんだけ先に作りました(右)。サイズはfigmaの一番小さい子と同じ。3cmってところですか。
説明書で指定された色で塗ったところ、随分と色黒になってしまい、デカールとほぼ同色に。そのためお目々は手書きと相成りました。
figma付属砲ちゃんとは違い、このサイズでも可動があります。砲の角度と砲台の回転が可能。頭部だけパージして艦船自体にドッキングすることもできます。
関係ないけどfigmaの固定部分を可動するもんだと動かしたら折れるのいいよねよくない。天津風の連装砲くんはこうしてお亡くなりになった。直したけど。




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さてメインの艦船に移りましょう。
このサイズのパーツをゲート処理して接着して塗装しろと。なるほどですねえ。


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で、出来・・・

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・




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心が折れた瞬間であった。
いや無理だよこれ。当初は連装砲ちゃんみたくちゃんと塗装して仕上げようと思ってたけど無理だよ。

そんなわけでね、タイトルにある通り簡単フィニッシュでいきます
色分け済みキットさいこーw





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パーツ自体は小さくても全体で見ると結構な大きさがあるんですよね。なので簡単フィニッシュとは言いましたが、簡単にウェザリングを施すことにします。さすがにこのままだとのっぺりしすぎる。



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まずは適当に塗料を塗りたくります。
墨入れも兼ねているのでモールドがある箇所を起点に。



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そして適当に拭き取っていきます。モールドの奥に拭き取れなかった塗料が残るので、それが汚れとなるわけですね。
とっても簡単。



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船体以外のパーツも同様にフィルタリングで汚していきます。
このキットはかなり細かくモールドが成型されているので、塗料が流れることでそれが強調され、未塗装でもメリハリが出ますね。
エナメルを使う関係上、溶剤の浸食による細かいパーツの破損が怖かったのですが、とりあえず割れたり折れたりはありませんでした。よき。

本体はこれでほぼOK。




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で、ですね。連装砲ちゃんしかりで、このキットには艦娘もいるんですな。
ご覧の通り旧キットかよといった具合の単色成型なので塗装必須となります。まあこれも小さいんでね。サイズを考えればこれでも色分けされている方です。



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それにしてもなんだこの肉感。スケベすぎないか。FAガールよりスケベなお尻してるんですけど。
これを今から筆でなでなでするのか。ふへ、ふへへ。



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この黒ラインで0.5mmくらいなのでどんなに気を付けても、はみ出しはもうどうしようもない。腕ぷるっぷるですよ。
こういった部分はペーパーをかけて修正します。修正の融通が利くのが部分塗装のいいところですね。
幸い白で塗る部分はなかったので筆塗りでもなんとかなりました。隠ぺい力の弱い色での筆塗りは苦行なんでね。艦船の方の白(連装砲のカバー部等)はそのことが分かっていたのでエアブラシで塗りました。さすがにね。

あとは髪にグラデのっけて、のっぺらフェイスをどうにかして完成の予定。簡単フィニッシュでも結構時間がかかる。

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今日の特撮 仮面ライダーオーズ/OOOから見るヒットの仕掛け

前回から引き続き仮面ライダーの話。
今回はオーズ。

オーズは2010年に放送された作品で、いわゆる平成2期シリーズの2作目です。
今作はライダー誕生40周年、そしてシリーズ累計放送回数1000回の記念作といった位置づけであり、シリーズを支えてきたスタッフが集結し製作された傑作であると言えるでしょう。事実、当時は空前のヒットを記録し、関連玩具も子供たちの間で奪い合いになるほどの人気を博しました。オーズは変身アイテムであるメダルを奪い合う物語なんですが、玩具を求める子供たちの間で実際にそれが起きてしまう、という皮肉なムーブメントは今でもファン間での語り草となっています。



まずはあらすじをば。
必要なものは、ちょっとのお金と明日のパンツだけ。そんな欲のない青年、火野映司がある日出会った腕だけの怪物「アンク」
彼は根幹をなす「コアメダル」と体を作る「セルメダル」で構成された欲望の化身、グリードだという。
そしてアンクのコアメダルを狙ってきたグリードのしもべ、ヤミーに襲われてしまう映司はアンクにそそのかされるがまま、自分の身を守るべくコアメダルを使いオーズへと変身する。
映司はその力を使ってグリード、ヤミーから人々を守るため、アンクは完全復活すべくコアメダルを集めるために奇妙なコンビがここに立ち上がった!
といったストーリーです。

この作品がどうしてヒットしたのか。ひとつひとつ見ていくことにしましょう。



・痛快な変身と能力の明確さ
「タカ!トラ!バッタ!」
まずはなんといってもこれ。ライダーへの変身。

今作はそれぞれ頭、腕、脚に対応した3つのコアメダルをドライバーに挿入し、オースキャナーで読み取って変身します。この一連の動作が良い。
メダルを挿入する際のシャコンという機械音が男心をくすぐり、メダルを読み取る際のキン!キン!キン!という軽快な金属音がわくわくを加速。そして串田アキラボイスで「タカ!トラ!バッタ!」と読み取ったメダルの名が叫ばれ、極めつけに「タ・ト・バ!タトバタ・ト・バ!」とノリノリの歌が流れる。
テンポよく行われるこの変身の痛快さよ。歌が流れることによって耳に残りますし、変身ポーズ自体は複雑ではないので子供が真似しやすい。

そして変身に関してもう一つ、能力の分かりやすさがあります。変身に使うメダルは前述のように頭、腕、脚に対応しており、それぞれメダルによって能力が異なります。そしてそれぞれはそのコアメダルから連想しやすい能力になっているのです。
タカ、トラ、バッタのタトバならば全てを見通すタカヘッド、爪による刺突と引っかきを得意とするトラクロー、ばね力の高さによって跳躍やキックを得意とするバッタレッグ、といった具合。まあ頭に関してはクワガタが電気出したりサイが重力操作のアンテナになったりよくわかりませんが
このため各フォームに必然性があり、今はこのメダルを使っているからこんな戦法がとれる、と視聴者も想像しやすくなっているのです。



・2話完結型ストーリーによるとっつきやすさと密度の両立
「前回の3つの出来事!」
オーズは基本的に2話完結型の物語形式をとっています。
敵グリードは人間の欲望をメダルに変えて餌にするため、毎回欲望の強い人間から怪人を生み出します。怪人が現れると映司達は誰が欲望の主なのかを探し出し、その欲望が何なのかを突き止めます。そして敵を倒すのはもちろん、その欲望を正しい方向に導く、というのがお話の流れ。
これによりいつ見てもお話が最初から始まるため視聴しやすく、また毎回異なった欲望とその主の人生を深く掘り下げるのでお話の密度が高いのです。そのためそれぞれの話に特色があり各話が印象に残りやすい。

とっつきやすさはOP前のアバンにも表れています。まず「前回の3つの出来事!」とナレーションが入り前回までのあらすじを3つにまとめて話してくれます。所謂ひとつの今北産業。簡潔で、かつ言葉にしてまとめているの非常にわかりやすい。
そしてアバンはかなり長めに取られており、映司側とグリード側の日常回じみた近況の描写と今回ヤミーを生み出すことになる人物への掘り下げを全て見せてからOPに入ります。
このように物語への入り口をかなり大きく広げているため、今回の話で何が起きるのか、各キャラクターが今何をしたいのかが把握しやすくなっています。

放送時間は朝8時。また1年と長い期間放送されます。キッズも親も寝坊して見逃してしまうこともあるでしょう。飛ばし飛ばしでもお話を追える構成は継続視聴を呪いにさせず、見たい時に見ることができるようになりかえって視聴を継続させる、そんな作りになっているわけですね。



・明るい画面つくりと軽快な音楽
「Anything Goes! その心が熱くなるもの」
オーズは始終明るい雰囲気が構築されていました。これはなるべく画面を暗くさせないこと、それから軽快な音楽を鳴らすことで成されていたのではないでしょうか。

これまでのシリーズは夜間のシーンがそれなりにありました。これはキャラクターの心理描写や、敵の恐ろしさを表現するために取られていた手法ですね。あとアレなことを言ってしまうと技術の未熟さを暗さでごまかすためだったりもします。これに関しては様々な映像作品において共通かと。暗いシーンばかりが続いたら「あっふーん(察し)」となります。
オーズはこの夜間のシーンがかなり少なかった。敵が襲ってくるときも、シリアスシーンでもほぼ日中です。必要があり夜間のシーンが差し込まれる場合、そこは逆に明るい展開のシーンにすることで雰囲気が暗くなることを意図して避けられているのです。

それから音楽、これも一役も二役も買っています。
まずOPですね。大黒摩季の活力溢れる曲で物語は始まります。劇中のBGMもっサックスによるジャズ調の軽快なものが多いです。ジャンルで言えばスカ。
ことさらすごいのは、特撮の根幹となる怪人との戦闘シーンもそのようなBGMが用いられているということ。戦闘、つまり暴力が振るわれる場面を辛いものにしない。そういった配慮がなされています。「対決・グリード」なんかはTV番組でよく使われるので耳にしたことがある方も多いかもしれません。あれが戦闘中に流れるわけですよ。暗くなりようがない。さあオーズが活躍するぞ、という思いだけを抱いて画面に集中することができます。

休日の早朝、すがすがしい気分で迎えたいですよね。これらの明るく努める演出の数々はそれと符合しているでしょう。朝一番、起き抜けにオーズの活躍を見て気分よく休日をスタートさせようじゃないかと、そんな心持にしてくれること間違いなしです。



・敵味方問わず魅力と個性で構築されたキャラクター
「ライダーは助け合いでしょ!」
もう本当、1人1人の魅力を語りたいくらい。オーズの登場人物は魅力過剰すぎる。嫌な奴が誰一人としていない。
これは前述の雰囲気を明るく保つためでもありますし、後述となる「欲望」を各人明確に持っているからでもあります。

キャラクターごとに行動の基盤となる欲望が据えられており、それがお話を動かす動力となり、個性となり、魅力になる。この素晴らしい連鎖反応。
味方はもちろん、敵側もそうなんですよね。人間の欲望を食らうためにあれやこれやと悪行を重ねるのですが、彼らなりの苦悩があったり、敵同士の奇妙な仲間意識と敵対意識、これらによって敵なのに愛嬌が出てくる。
ガメルがやられてしまうシーンなんかは敵のはずなのにホロリときた人も多いのでは。彼はちょっと脳が足りていない敵幹部でして、倒されて消滅する間際、仲間だったメズールを復活させてあげようとコアメダルをセルメダルの山に乗せてあげるんですよね。もうそのコアメダルにメズールの魂は入っていませんし、敵同士でコアメダルを奪い合う関係なのに、死の間際でさえそんな行動をとるガメル。
敵幹部が消滅したときに勝利の喜びよりも退場の悲しみがくるのは、ヒーロー作品としてはかなり珍しいのではないでしょうか。通常ならばその悪行から多少なりともヘイトを稼いでいるもんですからね。

余談ですがこんな話もあります。グリード/アンクを演じた三浦涼介氏が、彼がアンクだと気付いた子供に「コアメダルがなくなるとアンクが消えてしまうから」という理由で当時入手困難であったメダルを渡され思わず号泣したというのはファン間では有名なお話。アンクは敵であるグリードですし、反抗期の子供のような態度をとるキャラクターにも関わらず、おそらく宝物であろうメダルをアンクのために渡す子がいたわけです。いかにキャラクターが愛されていたかが分かりますよね。

また若干性的なキャラクターがいたのも、これは良かった点だと思っています。
胸が大きいだとか、単純にセックスに結びついてしまうような性描写ではなく、比奈ちゃんの太ももだったり、メズールの声だったり、伊達さんの筋肉だったり。子供、親御さんの両方に嫌悪感を持たせず、同時にちょっとしたスパイスになる、そういう少しばかりのエロス。アクション作品を成功させるうえで性と暴力は絶対的に必要な要素です。体を動かしたくなる、衝動的な要素として必要なのです。これらが子供と大人両方に受け入れられるよう巧い匙加減で加えられているわけです。



・欲望というテーマ
「今日という日を明日にすることさえ欲望だ」
オーズのテーマは欲望です。
怪人グリードは不完全な自身を満たしたいという欲望をもち、欲望をもつ人間からヤミーを生み出しその欲望をセルメダルに変換し自分の体とします。

欲望、言い換えれば願い。大なり小なり誰しもが持っているものです。普遍的ですが見方を変えることで正義にも悪にも、あらゆる色に染まるこのテーマはオーズをオーズたらしめる大部分を占めているでしょう。
単純にお金が欲しいとして、真っ当に労働するのか、奪うのか。まず欲望があり、それを満たす手段によってその欲望は色を変えます。
ここで大切なのは、欲望自体が決して悪ではないということ。人の道を外れて満たそうとするから悪なのであって、真っ当な手段でそれを満たすのであれば誰から咎められることもありませんし、そうしてルールの中で欲望を満たし続けるのが社会であり、生きるということです。
満たされることはないかもしれない、求めることで誰かが不幸になるかもしれない。それでも何かを欲しいと思う気持ち、何かをしたいという思いそれ自体は悪ではないのです。むしろ日々を生きるためにはなくてはならないものです。どう発露させるか、これが重要。この主張を子供向け番組である仮面ライダーで、しかも震災のあった年にやってみせたのは偉業であると言わざるを得ない。全国の子供たちを赦し、導いてみせたのです。

また、この主張は子供だけでなく、若者にも突き刺さります。
現代において夢がない方はかなり多くいるかと思います。なんとなく進学して、なんとなく就職して、特に目的もなくとりあえず生きるために賃金を得るだけの意欲に欠けた日々。そんな人にも夢って実はあるんじゃないかなと僕は思うんですよ。曖昧でも何かしら自分がやりたいこと、楽しいこと、あると思います。
なのにそれがなぜ夢のない人物になってしまうかといえば、その夢/欲望を発露させようとしないからです。表に出てこず、出す気もなければ無いも同然ですよね。それは最初から実現不可能だと諦めてしまっているからに他なりません。自分にはできないだとか、馬鹿げているだとか、そうして未来を否定し、欲望も否定する。結果として夢のない若者たちが出来上がる。
まあ分かりますけどね。僕だって昔は本当にやりたいことがありましたけど、年齢を重ねるにつれ自分の限界みたいなものを痛感して諦めましたし。
しかしですね、完璧に実現することはできなくとも夢自体は捨ててはならないのです。少しでも実現のために行動すればその分なりたい自分に近づくことができるのですから。100じゃなくていいのです。1でも0.1でも、その少しの分でも夢は叶っているのです。そこに気づくことができれば鬱屈とした灰色の毎日は一変、コアメダルのように色鮮やかな世界に見違える事でしょう。自分で書いてて耳が痛いですがね。

このように欲望とは生きる糧なのです。これをキャラクターに与えることにより、それは命を得る。作り物ではなく、画面の向こうに存在する本物になるのです。



・火野映司に潜む途方もないヒーロー性
「手が届くのに手を伸ばさなかったら死ぬほど後悔する。それが嫌だから手を伸ばすんだ」
ヒーローとして子供たちの心を掴むために、主人公は正義漢でなくてはなりませんし、その理由も納得できかつ魅力的でなければなりません。

彼は良いところのお坊ちゃんで、元々夢と希望に溢れた正義漢でした。そんな彼が世界を放浪中、とある村で紛争に巻き込まれてしまいます。その際仲良くなった女の子を目の前で失い、自身は親のコネで救われ、実質その村を見捨てることになってしまったのです。その事件以降、彼の夢/欲望は枯れ果ててしまい、明日のパンツとちょっとのお金さえあればいいなどという半ば世捨て人のようになります。オーズの力を得て以降も、「人が人を助けていいのは自分の手が直接届くところまで」と発言する等かなりのリアリストです。
これだけだと若干とっつきづらい人物のように思えます。ですが違うのです。自分の手が届くところまでしか助けないのではなく、自分の手が届くなら何があろうとも助ける。そういうことなのです。

印象的なエピソードが42話にあります。
オーズをおびき出すため敵怪人が人々を襲い、「助けてほしいならオーズに頼め」と吹聴します。人々はまるで神に懇願するかのように「助けてオーズ!」と口にします。この時オーズこと火野映司は、自身のグリード化が進行しておりまともに戦える状況ではありませんでした。それでも彼は戦いに赴くのです。なぜなら自分は手を伸ばせるから。自分自身は顧みないのです。人々の自分勝手な願い、その全てを受け入れるのが火野映司という男なのです。
そのシーンでの「このまま彼を都合のいい神様にしちゃいけない」という比奈の兄のセリフは強烈でしたね。なんでも願いをかなえてくれる神様ではなく、我々も映司に救いの手を差し伸べることで彼を人間として繋ぎ止めなければならない。そんなセリフです。ヒーローとして強くあることが同時に火野映司としての弱さでもある。ヒーロー作品における「全てを背負い孤独に戦うヒーロー」への強烈なアンチテーゼであるとともに、火野映司のヒーロー性を確固たるものにするエピソードでした。

また、彼の真の欲望もまた熱い。
自分の手が届くところまでの人を助けたい、そんな彼の欲望は力でした。誰かを助けることができるだけの力。そしてその裏に潜むのは、手が届くところまでならば、その手がどこまでも伸びてほしい、世界中の全ての人を助けたい、そんな思い。渇いたように見せながらも、その心の奥底は誰よりも熱く煮えたぎっていたのです。

こうして主人公の腹の中にドでかいものを隠すことにより底の知れなさと同時にヒーローとしての魅力を演出したわけです。



・最終回の盛り上がり
「分かってる。お前がやれっていうなら、お前が本当にやりたいことなんだよな」
終わりよければなんとやら、とも言いますが終わりが悪いと作品全体を通して良いとは言い難くなるものです。どうお話を締めるのか、これは非常に重要。

オーズの最終回はシリーズ随一だと僕は思っています。ちゃんと悪を倒したし、アンクとの因縁にもケリをつけた。全てを最高の形で清算し、幕を閉じます。最終回としてはこれ以上ない。

ファン間ではよく語られますし、僕も大好きなのは最後の変身。
最強フォームであるプトティラでラスボスを両断するも即再生され、倒しきれなかった映司はプトティラを暴走させてでも倒そうとします。このままでは彼は本当に人間ではなくなってしまう。
その時アンクが映司にコアメダルを3つ投げます。まるで映司とアンクが初めて出会ったあの時のように。投げたメダルはタカ、クジャク、コンドル。アンク自身のコアメダルです。この内タカメダルは前回の戦闘でひびが入っており、しかもそれにはアンクの魂が入っています。変身に使えば間違いなく砕け、アンクも消滅することでしょう。それでもアンクは映司にそのコアメダルを、自分の命を渡しました。自分至上主義だったこれまでのアンクからは想像もできなかった行動です。
アンクの真の欲望は、命を得ることでした。彼はメダルの塊。どうやっても命を得ることはできません。しかし彼は満足していました。欲望が満たされていたのです。映司や比奈と同じ時間を過ごしていく中で、彼らがアンクを命だと認めてくれていることに気づいたのです。そしてそれを証明するには、消滅、つまり死をも得なければならない。生があり、死がある。それが命。映司のために自分自身を差し出すことで、命として完成しようとアンクは考えたのでした。
メダルを受け取った映司は答えます。「分かってる。お前がやれっていうなら、お前が本当にやりたいことなんだよな」この時、映司はグリード化の影響であらゆる感覚が鈍っており、タカメダルに入ったひびに気づくことができませんでした。だからこのセリフは仮にひびに気づいたとしても映司はメダルを使うだろう、という意味も込められているのです。
「アンク、行くよ」そう言ってメダルを挿入する映司。
「変身!」オースキャナーが3つのコアメダルを読み取り、高らかに叫びます。
「タカ!クジャク!コンドル!」このボイスがなんとオーズドライバー(CV串田アキラ)ではなく、アンクの声で叫ばれるのです。2人の力が重なったこの瞬間、もう涙腺は決壊。一撃、一撃にアンクの幻影が現れ、さらに泣かせてきます。このタジャドルコンボのテーマソング、Time judged allが映司とアンクのデュエットなのも最高です。歌詞の真の意味もここで分かるようになってるんですよね。
ラスボスを追って飛び立つタジャドル。その武器、タジャスピナーに映司のメダルが装填されます。タジャスピナーの装填数と映司のメダルの数は偶然にも同数でした。まるで映司とアンクの出会いが運命づけられていたようでした。最強のメダルを装填したタジャスピナーの一撃はラスボスを貫き、すべてのメダルを破壊するに至りました。それはもちろん、アンクのメダルも例外ではありません。
砕けるアンクのメダル=魂。メダルの粉砕によって変身が強制解除された映司は上空から墜落を始めます。その時、消滅したはずのアンクの右腕が現れ、映司に語り掛けます。そうして「お前が掴む腕は、もう俺じゃないってことだ」、そう言うと映司が伸ばした腕は空を切り、アンクは消滅します。映司の手に残ったのは半分に割れたアンクのコアメダルでした。
割れたメダルのもう片方は先に地面に落ち、それがアンクのメダルだと気付いた仲間たちが駆け寄ります。そしてその上空には落下してくる映司の姿。彼らは映司を受け止めようと手を伸ばします。まるでアンクに導かれるように。
そこで映司は気付くのです。「俺が欲しかった力。どこまでも届く俺の腕。それって―――こうすれば手に入ったんだ」手を伸ばし、誰かの腕を掴む。そしてその人がまた手を伸ばしていけばどこまでの伸び続ける。自分一人で全てを受け止めなくてもよいのだと。それを気づかせてくれたのは仲間たち、そして何よりも最初に手を伸ばしてくれたアンクなのでした。

もう本当にね、最高でした。最終フォームが最強ではないタジャドルなのに、2人の力が合わさることで最強に変わるんですもの。
さらに余談がありまして、2017年の冬映画にて財団Bが作り出したコアメダルから偽物のアンクが敵として登場するんですよ。映司はこの偽アンクを攻撃することができず追い込まれるのですが、アンクの記憶がフラッシュバックした偽アンクは精神ダメージを追いビルから落下してしまいます。映司は偽物と理解しつつそれでもアンクのあとを追って飛び、手を伸ばします。最終回の時に届かなかった手がここで遂に届くのです。劇場で見たときは思わず声を上げそうになってしまいました。もうこれ劇場版オーズだろ。

そして更なる余談。
公式サイトにてオーズが現在使えるメダルが毎週掲載されていたのですが、最終回後は「割れたタカメダル」が「現在使えるメダルとして」掲載されたんですよね。アンクはまだ死んでいない。映司の物語はまだまだ続くぞ、というなんとも粋な計らいでした。





剣の時に書いたように子供向け作品は子供にも分かりやすく、かつ破綻のないようにお話を作らねばなりません。オーズはこのひとつの見本だと思います。
分かりやすく、それでいて浅いわけでは無い。欲望というテーマは大人もいろいろと考えさせられるものでした。
誰しもを熱くさせることができる作品はいかにして作られているか、オーズにはそれが詰め込まれているのです。

素晴らしい!happy birthday!!



オーズは現在ニコニコ動画にて毎週最新話無料で配信されています。見ろ。
http://ch.nicovideo.jp/TOEIcojp

アマゾンプライム等動画配信サイトでも配信されています。見ろ。
https://www.amazon.co.jp/dp/B012DZ0BKI/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_L1i1AbT4592GQ








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オエージ!!!!!!

テーマ : 特撮ヒーロー
ジャンル : テレビ・ラジオ

今日のMHW 痕跡クエと調査クエの話

モンスターハンター:ワールド20180326220157

現在MHWではイベントクエスト、「納品、何はともあれ痕跡」が配信されています。
このクエストでは危険度3の痕跡がノーリスクで入手できるためこの機会にクエストを厳選し手持ちの調査クエを整理したいところです。

そんなわけで痕跡がある箇所をマップにマーキングしておきました。
灰色がクシャ、赤がテオ、青がネルで、
白枠が大の痕跡、黒枠が小の痕跡です。

クシャとネルがそれぞれ8か所、テオは7か所ですね。テオはエリア12のものが2回採取できるのでこれも実質8か所です。

龍結晶の地は虫や鉱石など有用なものが多く採取できるので、それらを採取しながら回ると無駄がなくていいですね。それらの欲しいものによって各人最短ルートは異なるかなーって感じ。



モンスターハンター:ワールド_20180326220524

僕の場合はガジャブーの親密度を上げたかったので住処を訪問してから回っています。強いらしいけどあんまりソロやらないし龍結晶以外のマップで1回しか見たことないからどうでもいいと言えばどうでもいいんですがね。

僕のルートは、
東キャンプスタートでドス魚影と月光ゲッコー確認
→キャンプ内の裏道からガジャブーの住処へ(この時儀式場のブルーマリンを回収)
→住処内のショトカ道を通りエリア15へ
→14、9、12、11と進む
→キノコを回収しつつ10、7へ
→東キャンプへファストトラベル
→3の痕跡を回収せず4へ
→4の高台から2へ落下
→3の痕跡とブルーマリン2か所を回収してクリア
といった具合。



モンスターハンター:ワールド_20180327000245

1時間ほどでとりあえず1ページ埋まりました。2枠クエは消してます。
まあ賞味3枠以上のクエが各古龍1つずつあればもういいかなって感じ。どうせ1つの調査クエストを消化するころには次のクエ出てますしね。





おまけでちょっと込み入った調査クエ周りの話。
現状歴戦の調査レポートは歴戦個体の痕跡でしか入手できません。部位破壊等で入手できるのは通常個体の調査クエです。
そして調査レポートの発見はまあ言ってしまえばランダムなんですけど、一応調査ポイントが一定値に到達するごとに確定で入手できるようにはなっているらしいんですよね。その調査ポイントの累積はどうやら痕跡の大と小で別にカウントされているみたいです。ストーキングであまり調査レポートが入手できないのはこのためですね。足跡ばかり集めても大の方が進まず、かつ入手できる調査ポイントも少ないため一定値に達するのに時間がかかる。同様に、ネルギガンテのトゲは大きい痕跡のため調査レポートを発見しやすい、といった具合。


また、調査クエストの内容はレポートを発見した際のクエストの難易度が高ければ高いほど良い条件になります。
ただし、報酬枠が多いほどモンスターのステータスが上昇します。僕が3枠でもまあいいやって判断をしているのはそのためです。無理に4枠5枠にこだわってクエ自体がグダったら本末転倒ですし。

で、その条件を良くするための難易度ですね。
まずモンスターのステータス。攻撃力、防御力、体力ですね。Fをやっていた方なら分かるかと。攻撃倍率とか全体防御率とかああいうの。攻撃倍率9.8・・・全体防御率0.15・・・うっ頭が
それからクエストの参加可能人数。2人用のが高難易度、という扱いです。
落ち回数や制限時間といった失敗条件も少なければ少ないほど高難易度。
狩猟対象が多いのもそうですね。
狩猟対象とは別に出現しているモンスターも関係しているようです。
これらを総合して難易度がかなり高いと5枠のクエが出現するみたいですね。
この辺は内部で細かく数値化されてその合計値で判断しているので、詳しいことは解析をやっている人に聞きましょう。


何が言いたいかってだな、
4枠5枠を粘ってクエ厳選するのは時間の無駄だぞってこった!
この痕跡集めクエですら1回やってる間に1クエ回せるんだが?

テーマ : ゲームプレイ日記・雑記
ジャンル : ゲーム

プロフィール

ksk

Author:ksk
片手剣と弓とフロムとピロウズとみん様とSFの人。
元MHF2鯖民。ネトゲはゆるゆるソロメイン。
最近は模型製作やってます。簡単フィニッシュいいよね…

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